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今さら聞けない測定用語 "CNCとは”
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今さら聞けない測定用語 "CNCとは”
CNCとは
・CNCとは、Computer Numerical Control(コンピューター数値制御)の意味です。
・測定機においては、検出器やステージの移動や測定動作などを測定手順として作成し実行することで、
決まった一連の動作を繰り返し自動実行できる機種に使われています。
・CNC三次元測定機、CNC画像測定機、 CNC表面粗さ測定機、 CNC硬さ試験機などが代表的な
CNC測定機です。(図1.)
・NC加工機のNCと、ほぼ同じ意味で使われています。
図1.
CNCタイプの利点
・測定(試験)結果の再現性が高い。
・個人誤差が低減され、測定(試験)結果の信頼性が高まる。
・衝突安全機能付きの場合、操作ミスによる破損が少ない。
・測定手順を切り替えるだけで、多種の測定(検査)を実行できる。(図2.)
・搬送装置などを組み合わせた自動化システムの構築が可能。
図2.
CNCタイプの注意点
・測定(試験)の頻度が少ない場合は導入効果が低い。
・高度な測定手順の作成には、慣れが必要になる。
・測定手順を過信すると、設定ミスに気付きにくい。
・測定効率のため、被測定物ごとの固定治具が必要になることもある。
補足情報
・CNCの記載がない測定機でも大丈夫!
CNCの表記がない機種であっても、複数箇所の自動測定機能や個人誤差を低減するオプションユニットが
用意されています。測定(試験)に合わせた機種選定をしましょう。
・測定手順の作成サポート
「測定手順の作成は難しそう」と思われるかもしれませんが、各種のサポート機能によって比較的容易に
測定手順の作成が行えるようになっています。
例:手動で行った一連の動作を測定手順として保存できる。
例:CADデータを利用して測定位置や動作の手順を作成できる。
例:3DCADモデルから測定手順を自動で生成するソフトウェアを活用。(図3.)
図3.
CNCで迷ったら、相談してね
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