ミツトヨお悩み解決提案

測定機器概要:「三次元測定機」とは?

三次元測定機とは?

  • 三次元測定機は、空間上の点、線、円、面要素を測定することで、立体形状の各寸法や
    形状を容易に測定することができる。
  • 三次元測定機は、座標測定機を英語訳した「Coordinate Measuring Machine」の
    頭文字から、CMMとも呼ばれる。
  • 三次元測定機は、門の形をしたブリッジ構造が代表的。

  • 自動測定が可能なCNC機。手動で測定するマニュアル機のほか、アームタイプや
    レーザトラッカーに代表される非直交機も三次元測定機に分類される。

三次元測定機で測定可能な項目

*Point:三次元測定機は 1台で多種多様な測定が可能

システム構成

期待される導入効果

  • 不可能だった測定が可能になる(幾何公差、面の評価 など)
  • 測定業務時間の短縮
    ・自動測定中に別の業務を行える(同時進行)。
  • 誰でも扱える
    ・自動測定のため、測定者による測定結果の差異がない(CNC三次元測定機)。
    ・測定物を所定の位置に置き、測定プログラムを実行するだけ(CNC三次元測定機)。

  • 専用治具・ゲージの削減
    ・測定プログラムを切り替えるだけで、評価内容を変えることができる。
  • 信頼性の向上
    ・品質管理における、人為的誤差要因の排除。
    ・取引先と、計測データの整合性がとれる(計測ルールの統一)。
  • 企業のイメージアップ
    ・高度な品質管理体制の構築。
    ・不良率の低下による対外的信頼の向上。

機種選定時のポイント

  • 測定機本体のサイズ
    ・プローブの測定姿勢を考慮して、測定物よりも大きい本体サイズが必要。
  • 測定精度
    ・カタログに記載されている計算式に測定長さを代入して、測定誤差を確認する。
           例:測定誤差E0,MPE=(1.7+3L/1000)μm  L=測定長さ(mm)
                 測定したい長さ:200 mm の場合・・・
                    →測定誤差=(1.7+3×200/1000)=2.3 μm
    ・要求公差の1/5以下の測定精度が望ましい。
  • 接触式/非接触式

  • 評価項目
     自動測定or手動測定、高速測定、微細形状測定、三次元形状評価 など
  • 設置環境
    ・温度や振動は測定結果に影響を与える。
    ・測定ブースの設置が必要になることもある。

ちょっと聞きたいはこちら。

三次元測定機ラインアップ

超高精度CNC三次元測定機
LEGEXシリーズ

徹底的な誤差要因の排除と制御技術により、世界最高クラスの測定精度を実現。

CNC三次元測定機
CRYSTA-Apex Vシリーズ

「生産性向上」と「見える化」をキーワードに、高精度・高速・高加速度を追求。

ショップフロアー型CNC三次元測定機
MiSTAR 555

幅広い精度保証温度範囲や省スペース構造など、ラインサイドでの計測ニーズに特化した機種。

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