のぎすけ、教えて! 📚
今さら聞けない測定用語 "心出し・水平出し”
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今さら聞けない測定用語 "心出し・水平出し”
心出し・水平出しとは
・真円度測定機の回転軸と、被測定物の中心軸を一致させる調整操作のことで、測定前に必要となります。(図1.)
心出し: 回転軸と中心軸の中心が一致するように調整
水平出し:回転軸と中心軸が平行になるように調整
・調整方法は真円度測定機によって異なり、調整量が表示されるサポート機能を有した機種や、自動で調整を行う
機種もあります。
図1.
心出し調整が不十分な場合
・偏心による測定誤差が生じるため、十分に心出し調整を行う必要がある。
・例えば、Φ5 mmで真円度ゼロの断面を偏心したまま測定すると・・・(図2.)
偏心量が10 μmの場合 →0.02 μm の真円度誤差
偏心量が100 μmの場合 →2 μm の真円度誤差
図2.
水平出し調整が不十分な場合
・測定する断面が楕円として現れるため、十分に水平出し調整を行う必要がある。
・例えば、Φ50 mmで真円度ゼロの断面を傾いたまま測定すると・・・(図3.)
傾き量が0.1° の場合 →0.03 μm の真円度誤差
傾き量が0.7° の場合 →2 μm の真円度誤差
図3.
心出し・水平出し調整で困っていたら、相談してね
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