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   今さら聞けない測定用語  "焦点深度とは”

 

焦点深度とは

 

 ・顕微鏡など光学機器での観察時において、焦点(ピント)を合わせたとき、その試料面の前後にピント面を

  ずらしてもなお、鮮明に見える範囲のこと。(図1.)

 

 ・D.O.F.(Depth of Focus)とも呼ばれます。

 

 ・一般的に、対物レンズの倍率が高くなるほど、焦点深度は浅くなります。

 

 ・人の眼の調整力には個人差があるため、人が感じる焦点深度には個人差があります。

 

図1.

焦点深度の影響

 

焦点深度が深いと、以下のメリットがあります。

 

 ・ピント合わせの操作が容易になる。

 

 ・微細な段差も同一面として観察できる。

 

但し、合焦位置によって高さや段差の測定を行う場合は誤差要因となるため、焦点深度の浅い対物レンズ

(高倍率レンズなど)が使われます。

焦点深度で悩んだら、相談してね

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