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測定機とは?

「自動車産業」でよく用いられる測定機

「測定機」と「測定器」における特徴

 

【産業別】使用事例8選!

ー 製造現場で主に用いられている測定機 ー

自動車産業

 

測定機とは?

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自動車産業には、エンジン車から電気自動車へのシフトという大きな波が押し寄せています。電気自動車には半導体製品や精密部品が数多く使われており、自動車の安全性を確保するためには、一つひとつの部品の品質管理が不可欠です。
自動車産業では、さまざまな部品の製造や保全検査などで以下のような測定機が使用されています。

三次元測定機

三次元測定機は、プローブによって対象物の三次元座標を測定し、そのデータから寸法や形状などを算出する測定機です。自動車産業では複雑な部品の形状を測定するために三次元測定機が使用されており、ギヤ(歯車)の検査はその代表的な事例でしょう。

 

ギヤは円盤状または円筒状で、周囲に等間隔で歯が切られており、動力を効率良く伝達するための重要な部品です。ギヤの歯が破損すると動力伝達ができなくなったり、ロスが生じたりするため、三次元測定機によって形状や寸法を正確に検査します。

 

ギヤにはさまざまな種類があり、検査項目もそれぞれ異なることからハンドツールでの検査には限界があります。ミツトヨではこうしたギヤの検査を効率的に実施するための、専用ソフトウェアを用意しています。

 

歯車計測評価ソフトウェアGEARPAK Expressは、ギヤの諸元データから測定プランの生成、測定、評価、結果出力といった一連の作業がスムーズに行えます。三次元測定機でギヤを測定することにより、ギヤの評価だけではなく寸法測定や幾何公差評価などが段取り替えなしで行えるため、より早く、簡単に、高精度な測定が実施できます。

 

ミツトヨの三次元測定機には、汎用モデルのほかに高精度モデル、自動車や大型構造物の測定が可能な大型ワーク測定モデル、生産ラインで使用できるライン対応モデルなどのラインナップがあります。用途に応じて適切なものを選択してください。

\ GEARPAK Express の詳細はここから /

精密センサ:LSM

センサは環境の変化を検出し、電気信号やデータに変換して出力するデバイスのことで、精密センサとは寸法測定した数値のバラつきの幅が非常に小さいデバイスという事になります。

 

センサには多くの種類があり、LSM(レーザスキャンマイクロメータ)は非接触精密センサの一種になります。LSMはレーザー光で対象物をスキャンすることで、高精度な測定を非接触・高速で行える測定機です。非接触・高精度・高速測定という特徴を活かして、極細線・移動体・極小の隙間などの測定が可能です。

 

具体的な測定例としては、ワイヤーの外径検査・ロールの外径および振れ測定・ロール間の隙間測定・フィルムシートの厚み測定などがあります。完成品検査だけでなく、生産ラインに組み込んで製品の状況をリアルタイムにチェックすることも可能です。

 

ワイヤーの製造過程においては、連続で流れてくるワイヤーの外径をLSMでモニタリングし、異常があればリアルタイムで制御装置にフィードバックをかける、といった使い方ができます。

\ LSM の詳細はここから /

輪郭形状測定機

輪郭形状測定機は、先端の触針(スタイラス)によって対象物をトレースすることで断面の輪郭形状を測定し、測定データから距離・角度・半径などの寸法を算出する測定機です。

 

ねじの形状や穴の中の断面形状、極小な面取り寸法など、ほかの測定機では困難な測定にも対応できます。

 

電気自動車やハイブリッド車では、特に高効率・高駆動力のモーターが必要です。

 

モーターの主要部品であるモーターコアの製造では、電磁鋼板の高精度な加工と高い積層精度が要求されます。モーターの性能を高めるためには、真円度・同軸度・形状などの測定に加えて、輪郭形状測定機による積層ずれの評価にも高い効率と精度が必要となります。

 

ミツトヨの輪郭形状測定機は、高い精度で微細な寸法や形状の測定が可能です。また、電動ステージを組み合わせることで複数の対象物の連続測定や、表面粗さの測定が行えるタイプもあります。

\ ワントレースで輪郭と粗さが同時に測定可能なハイブリッド検出器 FTA-H3000 の詳細はここから /

 

 

 

 

株式会社ミツトヨ

© Mitutoyo Corporation. All rights reserved.

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